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民族という名の宗教―人をまとめる原理・排除する原理 (岩波新書)先生はリベラルな人で、私はそこに惹かれていました。その影響が、今の私にはあると思います。よく覚えているのは「"あなたは"そう思うんでしょ。」という先生の一言。

自分としては「ついに世界の真理がわかったんですけど、先生はどう思いますか?」みたいな異常なテンションで話をするんだけど、先生からは「うん、それは、"あなたが"そう感じているっていう話ね。」という中立でフラットなお答え。

それは、「話としてはわかるけど、それを全体に当てはめるな」っていう至極まっとうな大人の意見であり。「そっか、俺は"世界"のことを考えていると思ってたけど、これは"自分"の感じ方なんだ」って、家に帰ってから納得したり。そうしたやりとりの中で、相対的な視点を持つことの意味を理解していったように思います。



先生から与えられた処方箋(本)としては、『民族という名の宗教』『権威と権力』『ことばと国家』など。これらの本は、今では自分のクラスの学級文庫として置いてあります。こうやって人の知恵は継承されていくんだなぁ。

あとは、高校の学習指導要領案の「英語で授業」についての話をしたり。先生は「英語で授業していたこともあった」とのこと。それでも、それはリーディングの中だけで、文法の説明は日本語でしていたそうです。全部英語はどうしたって理解の効率は悪いんだけど、全員でそうするっていうならいいかもね。変な文法用語や用法も淘汰されると思うし。さ、俺も準備しよ。

他に相談したのは、クラスの中の「個の尊重と、集団のまとまり」について。なるほど、経験に裏付けられた重みのあるアドバイス。

ということで、先生の前では私もまだ生徒だったという話。

よいお正月を。

2009.01.04 _








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