最近、クラス代表を決めるために、主張コンクールの原稿を読みました。みんな頑張って書いてくれたんだけど、「主張」が何なのか、わからない文も少なくなく。一通り読んでから、「主張の型を教えれば良かった。」と少し後悔しました。では、「主張の型」がある文章とは、どういったものでしょうか?それは「 問題提起 → 結論 → 理由 」の型がある文章のことです。
聞き手に「問いかける」ことによって問題点を共有し、自分の「結論」を述べることで主張を明らかにして、その次に「理由」を述べれば、聞き手はそれを結論と結びつけながら聞くことができます。
さらに、「具体例」を書くことで信頼性を増し、「反論に対する反論」を述べることで説得力を増し、最後に、もう一度自分の結論を確認すれば、聞き手は心から納得するでしょう。
ということで、まとめるとこうなります。
「 問題提起 → 結論 → 理由 → 具体例 → 反論の反論 → 再び結論 」
こういった小論文の書き方を丁寧に説明してくれているのが、冒頭の本、『非論理的な人のための論理的文章の書き方入門』。
ところで、こういった「説明文」とは反対に、日本には「日記文」が溢れています。日本でこれだけブログが流行っているのは、もともと日本語が日記を書くのにぴったりだから。
日記文というのは、この本の言葉で、「 事実 → 感想 」で構成されている文章のこと。「今日〜〜があったよ(事実)」→「そして私はこう思ったよ(感想)」ってパターンの文章。私のブログももちろん日記文。
でも、テストという場で、学生に求められているのはそういう日記文じゃなくて、説明文=本の著者がいう所の「クイズ文」なんです。
例えば、クイズ番組を思い出してみて下さい。雑学王とかヘキサゴンとか。まずは「問題」が出るでしょ。そして「答え」を発表してから、その「理由」を説明する。このクイズ番組の流れを含んだ文章がクイズ文で、そして、おすすめの「小論文の書き方」。
でも、いつもそういう文章で書けばいいってことではなくてさ。ブログをクイズ文で書いても攻撃的でギスギスした文になるだけだし。結論がはっきりしているから「味」も無いしね。楽しんで書く文=日記文で、主張を伝えるための文=クイズ文。この2つを使い分けれるとGOODかなと。
最近は、小論文を書ければそれだけで大学に入れたりするから、高校生は「小論文を書く」ことを真剣になった方がいいよね。そして、型を意識しなければ、いい小論文は書けません。だって、普段私たちが書いたり目にする日記文とは、まったく違う文章だから。
ちなみに天声人語なんかは、典型的な日記文です。あれを読んでいるだけでは、小論文は上達しません。もし天声人語を使うなら、その日記文をクイズ文に書き換える、とか。それなら練習になるかも。
というわけで、中高生に送りたい本の1つ。
(関連)
・名文より明快文 - 書評 - 非論理的な人のための論理的文章の書き方入門
2009.01.18 _




































